ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が、今年チームメートとして迎えるダニエル・リカルドとの戦いが楽しみだと語った。
2010年にウィリアムズでF1デビューを飾り、ここまでにF1通算158戦を戦ってきたヒュルケンベルグだが、“表彰台に一度も上ったことがない”ドライバーとしての最多出走記録を更新し続けている状態だ。
2017年にそのヒュルケンベルグをチームに迎え入れたルノーF1のシリル・アビテブール(マネジングディレクター)は、そのヒュルケンベルグは「非常に過小評価されている」と主張している。
そのヒュルケンベルグにとって、すでにトップF1ドライバーとしての定評を得ているリカルドをチームメートに迎えることがチャンスでもあることは確かだろう。
ヒュルケンベルグは、リカルドについて次のように語った。
「ひとつだけ間違いないのは、ダニエルとなら退屈することはないということだ」
「もちろん、F1レースで優勝経験を持つドライバーと戦うのは素晴らしい挑戦だし、どういう展開となるのか、すごく楽しみだよ」
「このスポーツにおける僕の将来はその戦いの結果にかかってくるだろうし、もちろんダニエルが僕にとって最初の尺度となる。だけど、僕はリラックスしているよ。僕は自分にどういう力があるのかが分かっているし、全力を尽くすつもりだよ」
「リカルドを相手にするのが簡単なことじゃないのは分かっている。彼は速いし、頭もいい。そして経験もある。彼は素晴らしいドライバーとなるために必要なものすべてを備えているんだ」
母国ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』にそう語ったヒュルケンベルグは次のように付け加えている。
「彼と戦うためには無心で臨む必要があるだろうね。だけど、僕には隠れる必要などないと思っているよ」