グループ・ルノーは11日、『2019年レトロモービル・ショー(2019 Retromobile show)』に約31万3000個のLEGO(レゴ)で作られたルノーF1の『R.S.17』と、『ルノーe.dams Z.E.17』ショーカーをオークションに出品し、レゴ製ルノーF1は約810万円(65,000ユーロ)で、フォーミュラEは約124万円(10,000ユーロ)で落札されたと発表した。
落札価格予想については、レゴ製ルノーF1カー『R.S.17』は30,000から50,000ユーロ(約374万円から623万円)、フォーミュラEの『ルノーe.dams Z.E.17』は10,000から20,000ユーロ(約124万円から249万円)と推定されていた。
この取り組みは教育への普遍的な関わりを促進することを掲げているルノー財団によって推進されており、収益の約935万円(75,000ユーロ)は全額、UNICEF(ユニセフ、国際連合児童基金)フランスに寄付される。
この金額でユニセフは、教師と生徒40人に必要なすべての教材キットを416校分購入し、存在しない場所に学校を作り出すことができるという。各キットには、黒板、本、鉛筆、消しゴム、はさみ、ノートが含まれている。
2017年モデルのF1カー『R.S.17』を実寸大で作るため、F1で40周年を迎えたルノーF1チームを祝うべくレゴ社が協力し、約31万3000個のレゴブロックで作られた。4本のピレリタイヤとステアリングホイールは本物(レプリカ)だ。2017年11月30日に『L’Atelier Renault』で公開され、2018年シーズンを通してF1サーキットで公開されてきた。
■ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグ(左上)も作られた
2017年/2018年FIAフォーミュラEチャンピオンシップのシーズン4に出場した『ルノーe.dams Z.E.17』のショーカーは、ハンドル、O.M.Pのハーネス、O.Z.ホイールとミシュランタイヤはレースモデルと同じものを装備している。