元F1ドライバーのマーク・ウェバーが、今季からエンジンサプライヤーをホンダにスイッチしたレッドブルの決断を支持する発言を行った。
2015年にマクラーレンのワークスエンジンサプライヤーとしてF1復帰を果たしたホンダだが、それ以降非常に苦しい時期が続いている。
だが、かつて2013年までレッドブルに所属していたウェバーは、長年エンジンパートナーを務めていたルノーと決別し、ホンダと組むことにしたのはチームにとって正しい動きだったと考えている。
「レッドブルには変化が必要だったんだ」
『Speedweek(スピードウィーク)』にそう語ったウェバーは次のように続けた。
「そこから新たなエネルギーを得ることができる。ホンダにとって最大の挑戦は、求められるエンジン寿命を実現した上で、さらにパフォーマンスを引き出すことになるだろう」
「私はホンダが予選では追い付いてくるだろうと信じて疑わないよ。だが、レースでの信頼性はまた別の話だ。それにはもっと時間が必要だろう」
ウェバーは、同じオーストラリア出身のダニエル・リカルドが昨年限りでレッドブルを去り、ルノーに移籍するという決断を行ったことが正解だったのかどうかは分からないとしている。
「彼がそれに賭け、勝ちたいと思っていることは疑いようもないよ。僕は、レッドブルは彼に対して非常にフェアだったことはよく知っている」
そう語った42歳のウェバーは次のように付け加えた。
「時がたてば分かるだろうね。ルノーには優秀な人材がたくさんいるし、ルノーがパフォーマンスを改善することができれば、ダニー(リカルド)も活躍できるだろう」