レッドブルが、自分たちがF1オーナーとなるつもりはないと主張したと報じられている。
2017年からF1の新オーナーとなったアメリカのリバティ・メディアだが、最近すでにF1を売却することを考えているようだとのうわさがささやかれるようになっている。
最近、リバティ・メディアのF1開催契約に関する姿勢に不満を募らせたレース主催者たちが団結してリバティ・メディアとの対決姿勢をあらわにしたこともあって、そのうわさには信憑性がありそうだと考えている者もいるようだ。
F1買収はないとレッドブル
そんな中、世界的エナジー飲料メーカーであり、F1にレッドブル・レーシングとトロロッソの2チームを送り込んでいるレッドブルがF1買収に興味を持っているのではないかとの推測もささやかれている。
だが、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』は、こうしたうわさについての質問を受けたレッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が次のように答えたと報じている。
「それは我々にとっては意味のないことだ」
マルコはレッドブル総帥であるディートリッヒ・マテシッツの右腕とも言われる人物であり、レッドブルのスポークスマン的な役割を果たすことも多いことで知られている。
レース主催者は軽んじられているとホッケンハイム
一方、F1主催者連合と呼ばれるグループの一員としてリバティ・メディアに対して改善を求めたホッケンハイムの責任者ゲオルグ・ザイラーは、最近の動きについて次のように語っている。
「我々のリバティ・メディアとの話し合いは建設的なものだったと指摘しておくことが重要だ」
「だが、ほかのF1主催者連合メンバー同様、我々もF1の将来に関する基本的な決定が行われる際にレース主催者たちが軽んじられているのは確かだと思っているよ」