かつてレッドブルに在籍していたことがある元F1ドライバーのロバート・ドーンボスがピエール・ガスリーに対して忠告を行った。
昨年トロロッソ・ホンダで初めてのF1フルシーズンを経験したガスリーは、ルノーに移籍したダニエル・リカルドに代わって今年はレッドブルに昇格。すでにトップドライバーとの定評を得ているマックス・フェルスタッペンの新たなチームメートを務めることになる。
2月7日に23歳の誕生日を迎えるガスリーだが、F1での経験値という観点から見れば、すでに4年の経験を持つ21歳のフェルスタッペンを追いかける立場であることは間違いない。
F1関係者やファンの多くが、フェルスタッペンがレッドブルの事実上のナンバー1ドライバーであり、ガスリーはフェルスタッペンをサポートするセカンドドライバーだという見方をしているのも確かだろう。
だが、ガスリー自身は、自分はナンバー2ドライバーになるためにレッドブルに来たわけではないと主張し、フェルスタッペンとのチームメート対決を楽しみにしていると語ったことが報じられている。
だが、フェルスタッペンと同じオランダ出身のドーンボスは、ガスリーはあまりそういうコメントをしないほうが自分のためだと考えている。
「ピエールは、自分がレッドブルに来たのはセカンドドライバーになるためではないと言っている。だが、私はそういうことは言わない方がいいと思っている」
「彼はトップチームに加わるチャンスを得た。だが、現時点では彼はあまり注目を集めすぎないほうがいいと思うんだ。なぜなら、彼にはフェルスタッペンと互角に戦うチャンスなどないからね」
『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』にそう語ったドーンボスは次のように付け加えた。
「もちろん、今のパドックにはマックスのチームメートになりたいと思うドライバーはあまりいない。ルイス・ハミルトン(メルセデス)ならそういうことも言えるだろう。だが、そんなことにはならないよ」