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F1バジェットキャップ導入にはまだ課題が山積みだとレッドブル首脳

2019年01月25日(金)16:46 pm

レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、F1オーナーであるリバティ・メディアが2021年から導入を計画しているバジェットキャップ(チーム予算上限設定)問題に一定の進展があったと報じられたことに対し、否定的なコメントを行っている。

最近、今年最初のストラテジーグループ(F1チーム代表らによって構成される意思決定機関のひとつ)会議においてフェラーリ、メルセデス、レッドブル、マクラーレンの4チームが、チームの予算上限値を2021年は1億8,500万ドル(約202億円)、2022年は1億6,000万ドル(約175億円)、2023年は1億3,500万ドル(約148億円)とすることに関し大筋で合意したようだと報じられていた。

だが、マルコはドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に対し「まだ合意からは遠くかけはなれているよ」と語り、次のように続けた。

「基本的に、我々もフェラーリやメルセデスとともに金額に関しては合意している。だが、ほかのチームたちは依然として非常に批判的だ」

「それに、レーシングチームのどの部門がこの予算制限に該当するのかということについて話し合う必要もある。まだ何も明確にはなっていないよ」

マルコはさらに、とりわけフェラーリやメルセデスのような自動車メーカーの大規模ワークスチームが予算制限を適正に守っているかどうかをどうやってチェックするのかについては不透明な部分が非常に多いと次のように付け加えている。

「それを監督するのは非常に難しいことだ。どのコンピューターが自動車会社のために使われており、どれがF1チームのために使われているのかなんて、どうすれば分かるっていうんだい?」

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