今季トロロッソ・ホンダからF1デビューを飾ることになるアレクサンダー・アルボンが、目標は最初からすぐにF1マシンのスピードに対応することだと語った。
タイ国籍を持つ22歳のアルボンだが、実際に生まれたのはイギリスのロンドンだ。昨年F1直下のカテゴリーであるF2選手権でランキングとなったアルボンは、ブレンドン・ハートレーに代わって今季トロロッソ・ホンダのドライバーを務めることになっている。
実際のところ、アルボンは日産のフォーミュラEチームと契約を結んでいたが、トロロッソのドライバー決定権を持つレッドブルが交渉の結果引き抜きに成功。アルボンの念願だったF1デビューが実現する運びとなったものだ。
そのアルボンは、2019年に向けての目標を訪ねられるとオランダの『Formule 1(フォーミュレ1)』に次のように答えた。
「すぐにスピードに乗ることが一番の目標になると思う」
「バルセロナで4日テストをすることになるけれど、それ以前にF1マシンを走らせたことはないんだ」
「メルボルン(開幕戦/3月17日決勝)まで時間がたくさんあるわけじゃないし、もちろんF1マシンはF2とはすごく違うし、かなり速いからね」
「だから、クルマを理解し、速く走ることができるよう取り組むことが主要な課題だよ」
アルボンはさらに、F1挑戦に向けてシーズンオフの間に体力づくりのためのトレーニングを懸命にこなしてきたと次のように続けた。
「首、心臓機能、血液のテストや、いくつかCTスキャンなどを受けたところだよ。もちろん、首はできる限り鍛えておきたいと思っている」
「身体的にもっと大変になるだろうから、今はその部分に焦点を合わせているよ」
そう語ったアルボンは次のように付け加えた。
「トレーナーもついているし、メルボルンに向けて万全の状態とすることを目指しているんだ」