1月7日月曜日、フェラーリが経営陣再編に動いた。スクーデリア・フェラーリは、チーム代表をマウリツィオ・アリバベーネから現テクニカル・ディレクターのマッティア・ビノットに代えると正式に発表した。
2018年シーズン、フェラーリは良いスタートを切ったもののドライバーズおよびコンストラクターズのチャンピオンを逃し、メルセデスAMGの5年連続ダブル・チャンピオンを許してしまった。
フェラーリは次のような声明を発表した。
「マウリツィオ・アリバベーネは4年間、チームのために責任を持って献身的に尽くし、チームを去ります。マウリツィオの長期的な個人的利益だけでなくチーム自体に関する長い議論の末、当社(フェラーリ)の経営陣と共に決定しました」
「フェラーリは、この数年間でチームの競争力が高まったことに対するマウリツィオの価値ある貢献に感謝し、彼自身が将来に向けて最善を尽くすことを願っています」
「即座にマッティア・ビノットがスクーデリア・フェラーリのチーム・プリンシパルを引き継ぎます。すべてのテクニカル分野については引き続きマッティアに直接報告される体制となります」。
2018シーズン中のチームのミスによりアリバベーネのプレッシャーは大きくなり、2014年12月からチーム代表に就いていたアリバベーネとビノットとの間には緊張関係があった。
フェラーリ前会長セルジオ・マルキオンネの死後、引き継いだ現会長のジョン・エルカーンによりリーダーシップ交代の可能性が高まってきたが、ついにトップマネジメント交代が正式に発表された。
ビノットは、2015年の前にパワーユニットのチーフ・オペレーティング・オフィサー(COO)に就任し、フェラーリでの20年間で出世の階段を駆け上がってきた。