NEXT...F1開催スケジュール

ミハエル・シューマッハのプライバシーは守られるべきだと友人たち

2019年01月04日(金)17:01 pm

ミハエル・シューマッハの親しい友人たちが、2013年末に起きたスキー事故以来、シューマッハの容体に関する情報開示を拒んでいる家族の考えを擁護した。

7度のF1ドライバーズタイトル獲得という歴代最多記録を持つシューマッハは、今年の1月3日に50回目の誕生日を迎えた。

これに併せて発表された声明の中で、シューマッハの妻コリーナは次のようにコメントしている。

「私たちは彼を助けるために人間的に可能なことすべてを行っています。どうか、私たちがミハエルの意思を尊重し、健康状態のような慎重に扱うべき事柄については内密にしてきていることをご理解ください」

かつてフェラーリがシューマッハとともに黄金期を迎えた時期にチーム代表を務めていたジャン・トッド(現FIA会長)は、フェラーリ離脱後もシューマッハと親しくしていたことで知られており、現在もたびたびシューマッハを見舞っているという。

そのトッドは、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』から現在のシューマッハの状況について質問を受けると、次のように答えた。

「その話を蒸し返す理由はないと思うよ」

「ご承知の通り、彼は5年前に恐ろしい事故に遭った。彼は戦っているし、それはこれからも続くだろう。彼のそばにはチームも彼の家族もいるし、それは非常に素晴らしいものだ」

「それ以外はプライベートなことだし、伏せられたままにしておくのが正しいよ」

かつてフェラーリの技術責任者としてシューマッハのタイトル獲得を助けてきたロス・ブラウン(現F1モータースポーツ担当マネジングディレクター)もトッドと同じ意見のようだ。

「私は定期的にコリーナと連絡をとっているが、彼らの判断にはまったく賛成だよ」

「ミハエルのプライバシーに関して、コリーナがこれまでと同じアプローチを維持したいと望んでいることは完全に理解できる。ミハエルはキャリアを通じてプライバシーを守ることを基本理念としていたからね」

「不幸な出来事の後においても、その判断は尊重すべきだ」

さらに、2014年までフェラーリ会長を務めていたルカ・ディ・モンテゼモーロも、『Il Fatto Quotidiano(イル・ファット・クォルティディアーノ)』に対し自分も「コリーナとは連絡を取り合っているが、ミハエルのプライバシーを守り続けるという家族の判断には賛成だ」と語り、次のように付け加えている。

「誰もが彼のプライバシーを尊重すべきだよ」

さらに、モンテゼモーロは、現在のシューマッハの状況についてイタリア放送協会『RAI』から質問を受けると、次のように答えている。

「何かいいことが起きるのを願っているよ。だが、私はミハエルが強い決意を持って素晴らしい家族たちに囲まれながら戦っているということ以外何も話すつもりはない」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック