2018年限りでF1を引退したフェルナンド・アロンソが、マクラーレンに出資し共同オーナーになると報じられている。
2015年にフェラーリからマクラーレンに移籍したアロンソだが、目指していた3度目のF1ドライバーズタイトル獲得はならず、ついに今年限りでF1を去るという決断を行った。
だが、2019年にはマクラーレンとともに再びアメリカでインディ500に挑戦することが決まっており、現在も同チームとの関係が継続している。
■アロンソがマクラーレン・グループに250億円を出資か?
そして、アロンソの母国スペインの『SoyMotor(ソイモトール)』によれば、アロンソがマクラーレン・グループの株主となることが確実となっており、来年の1月にバーミンガムで行われるオートスポーツ・モーターショーにおいて、12日(土)あるいは13日(日)に正式に発表されることになるという。
現時点では、アロンソが実際にマクラーレンにどれほどの出資を行うのかは明らかとはなっていない。だが、昨年マクラーレンの共同オーナーとなったカナダのマイケル・ラティフィと同じ2億ユーロ(約250億円)程度となるのではないかと考えられているようだ。
また、2018年にはアロンソが立ち上げたファッションブランドの『Kimoa』がマクラーレンのスポンサーのひとつとなっていたが、2019年以降もさらにその関係が強化されることも併せて発表されることになると予想されている。
■アロンソがシーズン前テストに登場の可能性も
アロンソのこうした動きの背景にマクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンとの強い絆があるのは確かだろう。ブラウンはアロンソを軸としてインディカーへのフル参戦実現や、WEC(世界耐久選手権)へのエントリーも視野に入れていると言われている。
アロンソ自身は、勝てるF1マシンに乗れるのであれば早ければ2020年にもF1復帰を果たす可能性を否定していない。そして最近のうわさでは、2019年のF1シーズン前テストにおいてアロンソがマクラーレンの2019年型マシンのテストを担当する可能性もあると言われている。