2人のドライバーがフェラーリの開発担当ドライバーのポジションを狙っているようだ。
2018年シーズンは昨シーズン途中でトロロッソのシートを失ったロシア人ドライバーのダニール・クビアトがフェラーリのシミュレーター担当ドライバーを務めていた。だが、クビアトは2019年に再びトロロッソに復帰することが決定。
少し前にはウィリアムズの控え兼開発担当ドライバーを務めていたロバート・クビサがフェラーリからそのポジションでのオファーを受けたと報じられていた。だが、クビサも2019年にウィリアムズの正ドライバーとなることが確定しており、現時点では誰がフェラーリの開発担当ドライバーに起用されるのかはまだ明らかとなっていない。
そして、そのポジションを獲得するチャンスをうかがっているのが、今季限りでウィリアムズのシートを失ってしまったクビアトと同じロシア出身のセルゲイ・シロトキンだ。
「来週にはこの問題を解決したいと思っている。2020年にF1復帰するという目標を掲げるのであればなおのことね」
母国ロシアの『Championat(カンピオナ)』にそう語った23歳のシロトキンは次のように付け加えた。
「可能性を秘めたすごくいいポジションだよ。一度に3チームとのチャンスが生まれるんだ。ハース、ザウバー、そしてフェラーリとね」
だが、シロトキンには強力なライバルもいると報じられている。
それは2016年にマノー、2017年にザウバーでドライバーを務めていた元メルセデス育成ドライバーのパスカル・ウェーレインだ。
スイスの『Blick(ブリック)』は、ウェーレインと同じドイツ出身のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が次のように語ったと報じている。
「ああ、今後彼が僕たちのシミュレータードライバーを務めるかもしれないよ」