7度F1王者となったミハエル・シューマッハの弟ラルフ・シューマッハが、またF1で2人のシューマッハが走ることになれば素晴らしいだろうと語った。
19歳となったミハエルの息子ミックは、今季ヨーロッパF3で年間チャンピオンとなり、2019年はF2シリーズに参戦することになると考えられている。
一方、やはり元F1ドライバーであるラルフの17歳となる息子デビッドもレース界で頭角を現しつつある。
今年F4シリーズに参戦しルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたデビッドは2019年にはF3に昇格することになりそうだ。
ドイツの『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』によれば、デビッドは今週セパンでF3マシンのテストを行っているという。
かつてラルフがジョーダンでF1デビューを飾った1997年からミハエルがフェラーリを引退する2006年まで、F1では2人のシューマッハが活躍していた。
もしミックとデビッドが今後順調にレースの世界でキャリアアップを果たせば、将来再び2人のシューマッハがF1で走る可能性もありそうだ。
その可能性について質問された43歳のラルフは母国ドイツのテレビ局『RTL』に次のように応えた。
「それは素晴らしい夢だね」
「もし彼ら2人がそうなれば、ものすごいことだよ」
だが、ラルフも、その夢が本当に実現するかどうかは分からないと次のように付け加えた。
「みんなも知っているようにF1にはそれほど多くのシートはないし、そこに近づけば近づくほど望みは薄くなっていくんだ」