トロロッソのフランツ・トスト代表が、F1最終戦アブダビGPを次のように振り返った。
●【画像:決勝レース結果】2018年F1第21戦アブダビGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■フランツ・トスト代表(トロロッソ・ホンダ)
「アブダビGPはトロロッソにとっていい週末とはなりませんでした。ピエールはとてもいいスタートを決め、13番手からレース中も順位を上げ、トップ10フィニッシュが可能なペースを見せてくれました。不運にも残り数周でリタイアとなりましたが、原因は今後調査していきます。
ピエールはスクーデリア・トロロッソでの最後のレースでしたが、一年を通じて素晴らしい貢献を果たしてくれ、大いに成長し、レッドブル・レーシングのシートにふさわしい姿を見せました。彼の最高のパフォーマンスに感謝していますし、今後の活躍を祈っています。
ブレンドンは、ウルトラソフトでスタートし、ピエールと反対の戦略を採りました。不運にも、彼は1周目のターン8で起きた中団のアクシデントに巻き込まれたので、フロントウイング交換のために予定よりも早くピットへ呼ばなければなりませんでした。そこからリアタイヤのオーバーヒートに苦しみ、12位フィニッシュとポイントには届きませんでした。
LMP1からやってきて、F1のタイヤマネジメントなど、さまざまな事柄に適応するのは簡単ではなかったでしょう。時には不運な場面もありました。しかし、彼はシーズンを通じて成長してくれました。
チームとホンダが今年取り組んできた懸命な働きに報いるためにも、ポイントを獲得してシーズンを締めくくれればよかったと思います。
現場のスタッフ、そしてイタリア、日本、英国のファクトリーのみんなに感謝しています。来年に向けて、また全力で取り組んでいきます」。