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【FP3レポート】トロロッソ・ホンダ苦戦 予選前トップはハミルトン/F1アブダビGP

2018年11月24日(土)20:33 pm

2018年のF1シーズン最終戦となる第21戦アブダビGPが24日(土)、ヤス・マリーナ・サーキット(1周5.554km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間19時)から行われたフリー走行3回目でメルセデスのルイス・ハミルトンがトップに立った。

●【画像:FP3結果】2018年F1第21戦アブダビGPフリー走行3回目のタイム差、周回数

60分間で行われる予選前最後のフリー走行セッションだが、夕暮れどきに開始される予選や決勝とは路面温度などのコンディションがかなり異なるため、それほど貴重なデータがとれるとは考えられない。

それでも、ドライバーたちは予選に向けた最後の調整を行うためにここに持ち込まれたドライタイヤの中で一番柔らかいハイパーソフトタイヤを中心とした走行プログラムに臨んでいく。

そんな中、レッドブル、ルノー、ザウバーなどは中間に位置するウルトラソフトタイヤでセッションをスタートしていく。

ところが、セッション開始から20分ほどが経過したところで来季フェラーリに移籍するザウバーのシャルル・ルクレールがターン19でスピンを喫してウォールにリアから激突。ルクレールはなんとか自力でピットに戻るものの、リアウイングが外れてしまうダメージを負ってしまった。

一方、フォース・インディアのエステバン・オコンのマシンにも何らかのトラブルが発生したようで、ガレージ内で懸命な作業が施された。

セッションが折り返し点を迎えた時点ではセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップに立ち、2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手ハミルトン、4番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、5番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)、6番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、そして7番手にトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー、8番手に同じくトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが続く展開となった。

しかし、その後ドライバーたちが新品のハイパーソフトタイヤに履き替えて本格的な予選シミュレーションを開始すると、順位も大きく変動し始める。

セッションの残り時間が20分を切ったころ、ベッテルが自分のベストタイムをさらに更新する1分37秒587をマーク。しかしその1分後にハミルトンが1分37秒176を刻んでトップに立つ。

ライコネンも懸命なアタックを行うがハミルトンのタイムには0.288秒届かず2番手にとどまる。昨日のフリー走行では最終セクターでライバルたちを寄せ付けない速さを見せていたレッドブルだが、このセッションではフェルスタッペンが4番手。リカルドが5番手にボッタスをはさんで6番手にとどまった。

セッション前半は2台ともにトップ10に位置していたトロロッソ・ホンダ勢だが、セッション終盤にハースのロマン・グロージャン、ルノー勢、フォース・インディア勢がペースを上げたことでトップ10圏外にはじき出されてしまった。

そしてセッションの残り時間が5分を切ったところでまたしてもリカルドのマシンにトラブルが発生。リカルドは力なくコース脇にマシンを止めてしまった。

セッション終了直前にはアタックラップを行っていたガスリーとグロージャンが接触。このクラッシュに関してはセッション後に審議対象となることがアナウンスされている。

結局、予選前最後のセッションではハミルトンがいいペースを示し、今季11回目のポールポジション獲得に向けて大きく前進したというイメージを与えた。

トロロッソ・ホンダ勢は結局ブレンドン・ハートレーが12番手、ピエール・ガスリーが15番手でこのセッションを終えている。

■フリー走行3回目トップ10ドライバー

トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:37.176
2番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:37.464
3番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:37.587
4番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:37.747
5番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:37.933
6番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:38.090
7番手/ロマン・グロージャン(ハース) 1:38.304
8番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:38.850
9番手/カルロス・サインツ(ルノー) 1:38.970
10番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:39.011

F1アブダビGP予選は、このあと日本時間22時から始まる。

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