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【ウィリアムズ】2019年にロバート・クビサ起用を正式発表

2018年11月22日(木)19:11 pm

ウィリアムズが22日(木)、2019年にロバート・クビサをフルタイムドライバーとして起用することを正式発表した。クビサはすでに発表されていたジョージ・ラッセルとともにウィリアムズで2019年シーズンを戦うことになる。

2006年にBMWザウバーでF1デビューを飾ったクビサは2008年には初ポール、初優勝を達成し、年間ドライバーズランキングも4位となるなど、将来のF1チャンピオン候補として高い評価を得ていた。

2010年にルノーに移籍したクビサは翌年もロータスと名前を変えた同チームからエントリーすることになっていたものの、2011年のシーズン開幕前に参加したラリーレースで大事故を起こして右腕に大けがを負ってしまい、一時はドライバー生命が絶たれたかと考えられていた。

だが、クビサは障害の残る右腕でラリーレースに復帰すると、その後もF1への返り咲きを目指してリハビリを続け、今年はウィリアムズとリザーブ兼開発担当ドライバー契約を締結。そしてついに2019年に2010年以来となるF1復帰を果たすことになった。

今回の決定に際し、クビサとウィリアムズのチーム副代表を務めるクレア・ウィリアムズがそれぞれ次のようにコメントした。

■ロバート・クビサ

「まず、過去数年にわたって困難な時期を迎えていた私を助けてくれた人たちにお礼を言いたい。F1のグリッドに返り咲くのは困難な旅だった。だが、ほとんど不可能だと思われたことが、今は前向きなものに変わり始めているし、2019年にF1グリッドにつくことができると言えるのをすごくうれしく思っている」

「ここにたどり着くために長い道のりを歩んできたのは確かだ。だが、それも今回の発表で終わりを告げることになり、サーキットでウィリアムズとともに取り組む新たな挑戦が始まることになる。簡単なことではないだろうが、ハードワークと献身によって、チームをもっと上位に行けるいい状態にするためにジョージと僕の2人で共に取り組んでいくつもりだ。今年は厳しかったが、僕は多くを学ぶことができたし、このチャンスを与えてくれたフランク(チーム代表のフランク・ウィリアムズ)とクレア(チーム副代表のクレア・ウィリアムズ)に感謝したい」

「来季F1グリッドに戻ることができるのは、僕の人生において最大級に素晴らしい成果となるだろう。そしてハードワークと決意によって、一緒に素晴らしいことを達成するためにチームの士気を高めていくことができるはずだ。僕を信じ、応援してくれたみんなにもう一度お礼を言いたい。僕はついにF1マシンでグリッドに復帰することができる。またレースできるのが待ちきれない思いだ」

■クレア・ウィリアムズ(ウィリアムズ/チーム副代表)

「2019年にジョージのパートナーとしてロバートがレースドライバーに昇格することを発表できてうれしく思っています。私たちウィリアムズの誰もが、彼が成し遂げたことに非常に感銘を受けていましたし、F1復帰を目指した彼の強い精神力や粘り強さは賞賛に値するものです」

「今シーズンを通じて彼が舞台裏で果たしてくれた働きやチームへの貢献は揺るぎないものでした。そして彼はウィリアムズチームにおいて、大きな尊敬を受け、認められる人材となっていました。彼の決意の強さは注目に値するものですし、まさにウィリアムズのファイティングスピリットを体現するものです。再び上位に返り咲くために戦うことになる私たちにとって、一貫性を持つロバートが新たな役割を演じてくれるのは重要なステップとなるでしょう」

「さらに、若いドライバーと経験豊かなドライバーの組み合わせで2019年を迎えることができることにワクワクしていますし、彼らがサーキットでどういうことを成し遂げられるのか楽しみにしています」

「また、困難なシーズンにおいて懸命な取り組みをしてくれたランス(ストロール)とセルゲイ(シロトキン)にも感謝したいと思います。彼らの今後の活躍を祈っています」

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