東京地検特捜部は19日夜、日産自動車のカリスマ経営者カルロス・ゴーン会長とグレッグ・ケリー代表取締役を金融商品取引法違反容疑で逮捕した。
2人は2015年6月までの5年間、ゴーン容疑者の実際の報酬額が計約99億9800万円だったところを、計約49億8700万円と減額した金額を有価証券報告書に記載し提出していた。
日産自動車の西川広人社長が19日夜、横浜本社で記者会見を開いた。ゴーン容疑者は長年にわたり、実際の報酬額よりも減額した金額を有価証券報告書に記載していたことが判明。さらに目的を偽った投資資金の支出、そして会社の経費を私的な目的で不正使用していたという。これらにケリー代表取締役も深く関与していたことが判明しているという。
日産はゴーン容疑者の会長及び代表取締役の職を速やかに解くことを22日に開く臨時取締役会に提案する。
◇ニュース検索ワード - 日産自動車 |