どうやらポルシェがF1に参入する可能性は小さいようだ。
ポルシェ同様フォルクスワーゲン傘下にあるランボルギーニもF1参入の可能性があるのではないかとうわさされていたが、このほど同社のCEOを務めるステファノ・ドメニカリがドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語った。
「単に参戦するだけで投資が必要だし、まして勝利を目指すとなれば、必要となる額が大きすぎるよ」
「F1に2つの階層がある限り、そこは我々にとってふさわしい場ではないね」
しかし、2014年のF1第3戦までフェラーリのチーム代表を務めていたドメニカリは、F1は「フォルクスワーゲン・グループにとっては素晴らしい舞台となるだろう」と認めている。
そのフォルクスワーゲン・グループの1社であるポルシェもF1エンジンルールが改定される2021年以降にエンジンサプライヤーとしてF1に参入する可能性があると言われてきていた。そしてその場合、第一の供給先候補はレッドブルだろうと考えられていた。
だが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、フォルクスワーゲンの内部関係者が次のように語ったと報じている。
「F1参戦には時期が悪かったよ」
フォルクスワーゲンは排ガス不正により最近消費者団体から訴訟を起こされるなど、現時点ではF1どころではないというのが実情かもしれない。
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