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フェルスタッペン、F1メキシコGP優勝の原動力は「リカルドへの怒り」だった

2018年10月30日(火)16:57 pm

F1メキシコGPで優勝を果たしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の原動力は「リカルドへの怒り」だったようだ。

先週末に行われた今季のF1第19戦メキシコGP決勝では、スタート直後に2番グリッドからスタートしたフェルスタッペンがポールポジションスタートだったチームメートのダニエル・リカルドを抜き去り、そのまま最後までライバルドライバーたちにつけいるすきを与えず今季2勝目を飾った。

フェルスタッペンはメキシコGPの舞台となったエルマノス・ロドリゲス・サーキットでフリー走行1回目から3回目まですべてトップタイムをマーク。そして予選Q3での最初のアタックでも暫定ポールタイムを刻んでいた。

誰もがフェルスタッペンがここでF1キャリア初となるポールポジションを獲得するだろうと考えていたはずだが、最後の最後にそれまであまり目立つ走りを見せていなかったリカルドが勝負強さを見せ、まさにフェルスタッペンからポールポジションを取り上げてしまっていた。

フェルスタッペンの父親であり、自身も元F1ドライバーであるヨス・フェルスタッペンは、母国オランダのテレビ局『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次のように語った。

「日曜日(28日/決勝日)の朝に会うとすぐに、彼はほとんど眠れなかったと言っていたよ」

「マックスはクルマやポールを取り逃がしたことに対して苛立っていた。だが、同時にリカルドに対してもね」

「彼(リカルド)はまるでF1チャンピオンにでもなったかのような態度でポールポジションを取ったことを祝っていたんだ。彼(マックス)はすごく怒っていたよ。そしてひとつのことだけを望んでいた。勝つことをね」

スタートでトップの座をリカルドから奪い取ったフェルスタッペンが見事に優勝を果たした一方、リカルドのマシンにはレース終盤にまたしてもトラブルが発生。リカルドは第18戦アメリカGPから2戦連続、今季通算8回目となるリタイアに終わっている。

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