最近、市販車でこれまでのドアミラーに代わる”デジタルミラー“が実用化されたことが話題となった。これは鏡ではなく、カメラとモニターを使って後方の映像を確認できるシステムだが、これがF1マシンにも導入されるかもしれないと報じられている。
今季のF1第19戦が開催されているメキシコにおいて、ドライバーたちが伝統的なサイドミラーではなく、デジタル式のミラーをF1マシンに導入するようそれぞれのチームの首脳陣に訴えかけていることが明らかとなった。
そうしたシステムの方が伝統的な鏡よりも確実にマシン後方の状況を確認できると考えられているためだ。
これに関して、ザウバーのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは「間違いなくそれは可能だよ」と語っている。
さらに、ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーが次のように語ったとも報じられている。
「それを実現できるテクノロジーはあるし、可能だろう。その件については現在FIA(F1統括団体である国際自動車連盟)と話し合われていると思うよ。チャーリー・ホワイティング(F1競技委員長)が検討しているところだ」