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アメリカGP失格のケビン・マグヌッセンがF1燃費ルールを批判

2018年10月23日(火)19:28 pm

ケビン・マグヌッセン(ハース)が、F1が定める燃料ルールを批判した。

先週末にオースティンで行われたF1アメリカGPを9番手でフィニッシュしたマグヌッセンだったが、レース後に燃料規定違反があったとして失格となってしまった。

現在のF1ルールでは燃費も重要な要素となっており、1レースで1台のマシンが消費できる燃料は105kgまでと定められている。マグヌッセンはこれを超過する燃料を消費していたために失格になってしまったのだ。

2ポイントを獲得できたと思っていたところで失格処分を言い渡されてしまったマグヌッセンはドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語った。

「僕たちはフォーミュラ1ではなく、フォーミュラ燃費というシリーズでレースをしていたってことだね」

「アタックすることより燃料をセーブすることのほうが重要なのは残念だよ。それってファンが見たいと望んでいることなのかな?」

ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーはこの件について次のように語った。

「ルールを守るのは我々の責任だ。しかし、私はこういうルールがF1にあるのは間違いだと思っているよ」

ともあれ、アメリカGPがハースにとって残念なレースとなってしまったのは確かだ。

マグヌッセンが失格となったことに加え、シャルル・ルクレール(ザウバー)とクラッシュしてわずか2周でレースをリタイアしてしまったチームメートのロマン・グロージャンはそのクラッシュを起こした責任があるとして次戦メキシコGP(28日決勝)で3グリッド降格ペナルティーを受けるとともに、ペナルティーポイントが1点加算されてしまったのだ。

これで過去1年間の累積ペナルティーポイントが10点となってしまったグロージャンは、あと2点ペナルティーポイントを受けてトータル12点となると次のレースへの出走が禁止されることになってしまう。

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)のF1競技委員長を務めるチャーリー・ホワイティングは次のように語った。

「彼(グロージャン)はメキシコでは気をつけないとね」

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