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【画像:ドリフト】今年も日本でドリフト世界一決定戦開催!第1回王者の川畑「またヴェルサイユ宮殿のFIA表彰式に行きたい」

2018年10月18日(木)18:58 pm

10月16日(火)、東京・渋谷区のSHIBUYA 109イベントスペースにて、11月3~4日に東京・お台場特設コース(船の科学館駅前駐車場)で開催される『FIAインターコンチネンタル・ドリフティング・カップ Tokyo Drift 2018(IDC)』のPRイベントが行われた。

SHIBUYA 109には初代FIA IDCチャンピオンの川畑真人選手や、大会名誉顧問のドリキンこと土屋圭市氏、イメージガールとして選出された藤木由貴さんと小嶋みやびさんも登場。展示されていた『GReddy 35RX Spec-D』には「予定外」でエンジンに火が入り、街行く人の注目を集めた。

さらに、FIA IDC 2018に出場するポン選手の「LYZER Z334」と、D1GPで活躍中の上野選手の「VERTEX D1 SOARER」の2台を乗せたローダーが都内各所を巡った。

このFIA IDCは日本生まれのドリフトの世界大会で、昨年、史上初のドリフト世界一決定戦が同地で開催され、FIAジャン・トッド会長も会場に足を運んでいた。

■川畑「勝ってまたヴェルサイユ宮殿に行きたい」

イベントの合間に行われた記者会見に出席した川畑は「連覇を狙ってます!」と力強く宣言。しかし海外選手のレベルも上がってきていることから「現実はそんなに甘くない」と気を引き締めていた。

また、勝ちたい理由のひとつとして、フランスのヴェルサイユ宮殿で行われた豪華なFIAの年間表彰式に「また行きたい。他の選手には行かせたくない。料理も高級で美味しかった」とおどけた。年間表彰式までは世界チャンピオンの実感がなかったそうだが、「700名ほどの人がいたし、テレビでしか観られないようなルイス・ハミルトン(メルセデス)なども集まっていて、同じ壇上に立つことができて、こんな経験はなかなかできない」と世界で勝った者しか味わえない雰囲気を思い出すかのように語っていた。

当日はチケットも販売しているローソン渋谷区井の頭通り店で一日店長も務めるなど精力的にPRに務めていた。

■ドリキン土屋「日本発祥のドリフト、日本人に勝ってもらいたい」

ドリフトキング、通称ドリキンでおなじみの土屋氏は「ドリフトは日本発祥のモータースポーツなので、2〜3回は日本のドライバーに勝ってもらいたい」と思いを語った。

記者団から「ドリフトを始めるきっかけを改めて聞かせて欲しい」と質問された土屋は「暴走族をしていまして、峠を走っていました(笑)。その後レースに出て、レースで勝つためにドリフトをしてたらお客さんが喜んでくれたので、齋田さん(主催者の社長)とやろうとなって始まったのがドリフトで1番を決める『D1GP』です」と感慨深くエピソードを語ってくれた。

■今年は1日で勝負。大きな変更は原点回帰

今年はD1GPと併催で行われることもあり、FIA IDCは11月3日土曜日に練習走行、4日日曜日の一日で決着がつくことになる。方式は昨年同様で、1台で走る「SOLO RUN(単走)」、2台で走る「BATTLE RUN(追走)」だ。

しかし昨年との違いは、機械計測だけではなく、審判員のジャッジが入ることだ。つまり人間の目でも判断されることになる。これは、世界中でドリフトが普及することを前提としており、「コスト面で機械式を導入できない国でも行えるようにしたい」というFIAからの要望を取り入れた形だ。機械計測をベースにし、審判員の目も育てていき、世界中でドリフト競技の普及を狙う。

川畑選手はD1GPの王者決定戦も兼ねているが、「日曜日は気持ちを切り替えて臨む」としている。車両については同じ状態で、コースに合わせたセッティングのみを調整していくという。

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