メルセデスのバルテリ・ボッタスが、F1公式タイヤサプライヤーのピレリに注文をつけた。
ボッタスによれば、今季ピレリが持ち込んだドライタイヤは摩耗やブリスターの発生が非常に多く見られ、ドライバーたちはレース中にはタイヤのケアに注意を払わざるを得ず、全力で戦うことができない状態を強いられているという。
「今シーズンは事実上どのレースでも(タイヤ)マネジメントにかなりの気を遣わなくてはならない。ここ数戦は特にそうだったよ」
「ある一定の温度に達するとそうなってしまうんだ。だから僕たちはそれ以上攻めた走りはしないでその温度を超えないようにしているよ」
ボッタスはタイヤをいたわるための手段はときおりスピードを下げて走行することしかないと語ると、「今のクルマにはかなりの能力があるのに、そんなことをしなくてはならないのは理想的なことではないよ」と続け、次のように付け加えた。
「僕も何週間か前に来年用のタイヤテストに参加したんだ。きっと彼ら(ピレリ)も懸命に取り組んでいるはずだよ」