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2019年の空力ルールに首をかしげるレッドブル首脳

2018年10月18日(木)16:45 pm

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが2019年に新たに導入されるF1マシンの新空力ルールに対して懐疑的な姿勢を示した。

現在のF1マシンは過去最高のスピードを手にしており、今季もほぼ毎レースで従来のコースレコードが更新されている。

これは以前よりも空力によるダウンフォースが強化されたためで、コーナリングスピードが非常に高まったためだ。

だが、その反面、F1マシンが生み出す乱気流が増えたことで、後続のマシンが前を走るライバルをオーバーテイクすることは非常に難しくなってしまっている。

レッドブルのダニエル・リカルドは、現在のF1マシンについてドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語っている。

「僕たちのクルマでは、前にいるクルマが5秒先を走っているように感じられるよ」

F1では、現在結ばれているコンコルド協定が2020年で満期を迎えるため、2021年以降はまったく新たな技術レギュレーションを導入し、こうした問題を解決したいと考えている。

しかし、2019年シーズンに向けてはフロントウイングの仕様変更などを含むいくつかの空力ルール変更が行われることになっている。

そしてそれはアメリカのインディカーが導入したルールに似たものであることが知られている。

「実際にどうなるのかは様子を見るしかないね」

「インディカーはF1と比較することはできないよ。あちらは標準化されたシャシーだからね」

そう語ったマルコは次のように

「F1でやっているように各チームが独自のクルマを造ることになれば、とたんにああいうやり方で問題解決を図ることは非常に困難になるよ」

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