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【WEC】初日はコース修復で赤旗多発・・・トヨタは“ホーム”富士で1-2発進

2018年10月13日(土)7:49 am

10月12日(金)、静岡県の富士スピードウェイでFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦富士の公式練習初日が行われた。シリーズポイントのリーダーとして“ホーム”富士に凱旋したTOYOTA GAZOO Racingは、2台のTS050 HYBRIDが2度のセッション両方で1、2番手タイムをマークする順調な滑り出しとなった。

■TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
公式練習1回目: 2番手 (1分26秒381), 44周
公式練習2回目: 2番手 (1分25秒068), 29周

■TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
公式練習1回目: 1番手 (1分25秒847), 43周
公式練習2回目: 1番手 (1分23秒973), 30周

1時間半ずつ2回予定されていた公式練習走行は、コース外走行で車速を低下させるために路肩に設置された突起が早期に破損するアクシデントにより、両セッションで赤旗中断が発生したため、公式練習1回目は30分、2回目は10分間予定よりも終了時間が延長された。

中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソの3名がドライブするTS050 HYBRID 8号車が両セッション共にトップタイムを刻み、2回目のセッション開始直後には、この日の最速タイム1分23秒973をマーク。

小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブするTS050 HYBRID 7号車はどちらも2番手で続いた。ベストタイムは8号車に1秒095差の1分25秒068で「ホームレース」の富士での初日を終えた。

今大会では、TS050 HYBRIDと、ノン・ハイブリッドのライバルとのパフォーマンス差を再調整するために、新たに26kgの重量追加が課された。

■フリー走行1回目:路肩破損・・・赤旗中断により30分延長

この日は朝方まで降っていた雨により、午前11時からの公式練習1回目は、半乾きの路面状況でスタート。2台のTS050 HYBRIDは、軽雨量用のインターミディエイトタイヤでコースイン。開始から15分程が経過したところで、路肩の破損によりセッションは赤旗中断。この中断は33分間にわたったが、セッション終了時間が30分延長されたため、チームが予定していたセットアップ及びタイヤの評価作業への影響は最小限で済んだ。

■フリー走行2回目:再び路肩破損・・・赤旗中団で10分延長

午後3時半から行われた公式練習2回目は、ドライコンディションとなりましたが、1回目と同じアクシデントで、合計40分間にわたる赤旗中断に見舞われた。10分間延長して日没ぎりぎりまで行われたセッションで、2台のTS050 HYBRIDは様々なメカニカル及び空力、そしてハイブリッドシステムの調整作業を進めた。

午後5時10分、2台のTS050 HYBRIDは、合計で146周をトラブル無く走破し、ベストタイムでは3番手のライバルに1.724秒差をつけてこの日の走行を終えた。今日の合計666kmの走行で得られた様々なデータを解析し、明日の予選、日曜日の決勝へ向けてベストセッティングを仕上げていく。

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