今季限りでマクラーレンを離脱することが確定しているストフェル・バンドーンが、もし自分がまたF1に復帰することがあるとすればそれは「魅力的な条件」が提示されたときだけだと語った。
下位カテゴリーで非常に優秀な成績を残してきたバンドーンに関してはF1でもかなり活躍するだろうとの期待がかけられていた。
ところが、不振のマクラーレンにあってなかなか思うような走りをすることができなかったばかりか、特に今季はチームメートのフェルナンド・アロンソとの差が非常に大きくなってしまい、ついに2年にわたったF1フルタイムドライバーの地位を失うことになってしまった。
すでに来季F1シートを獲得できる可能性は「ゼロ」だと自分で認めているバンドーンだが、最近のうわさによれば、2019年12月に開幕するシーズン6からフォーミュラEに新規参戦することになっているメルセデスチームで走ることになるのではないかと言われているほか、アメリカへわたってインディカーシリーズに参戦する可能性もあるのではないかとも考えられている。
バンドーンは母国ベルギーのテレビ局『RTBF』に、「新しい空気を吸えば気分もよくなるだろうね」と語り、F1以外のカテゴリーを視野に入れていることを示唆すると次のように付け加えた。
「マクラーレンでのこれまでのシーズンは楽なものではなかったし、チームも過去最悪の状態だったからね」
そう語ったバンドーンだが、もちろんF1への復帰も視野に入れている。
「ともあれ、僕はF1との関係も持ち続けたいと思っているよ」
「実際どういう形になるかは分からない。だけど、もし復帰できるならほかには何もしないだろうね」
そう続けたバンドーンは次のように付け加えた。
「いや、魅力的な条件でなくてはだめだね」