F1日本GP直前のF1ロシアGP、勝者はルイス・ハミルトン(メルセデス)だったが、もしハミルトンが5回目のF1世界チャンピオンを獲得したら、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が望むだけのビールを奢りたくなるだろう。
■チームオーダー発令
先週末、F1ロシアGPでポールポジションからスタートしたバルテリ・ボッタスは、「勝てる速さがあった」と感じていたものの、チームは王者争いで優位に立てるようハミルトンを先に行かせるよう指示し、ライバルであるベッテルに50ポイント差をつけさせた。ハミルトンはレース中「最も葛藤した」と述べている。
■ベッテルは鈴鹿で4勝
ベッテルは、2009年に鈴鹿で初めて優勝し、2010年、2012年、2013年にも優勝している。この4勝はすべてレッドブル在籍時のものだ。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、メルセデスで2014年、2015年、2017年と鈴鹿で3勝している。また、富士スピードウェイで2年間開催されたF1日本GPでは、初年度となる2007年に優勝した。
鈴鹿を勝つのは、勢いに乗っているハミルトンか、鈴鹿で4勝しているベッテルか、ロシアGPで優勝を譲ったボッタスか、それとも・・・
いずれにせよ、ハミルトンまたはベッテルはいずれも5回目のF1チャンピオンを目指しており、鈴鹿では少しも譲る気はない真っ向勝負の戦いが見られるだろう。