F1ロシアGP初日をトロロッソ・ホンダのジョナサン・エドルズ(チーフ・エンジニア)が振り返った。
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今回ホンダは、パフォーマンスと信頼性の両面の向上のために改善を施したPUを投入。規定数を超えるPUの使用によりペナルティーは科されるものの、次戦鈴鹿での日本GP、そしてシリーズ後半戦を見据えた新PU投入になる。
■ジョナサン・エドルズ(トロロッソ・チーフ・エンジニア)
「両マシンでのPU交換によりこのレースではグリッド降格のペナルティーを受けることがわかっていたので、それに沿った戦略を立ててきました。グリッド後方から決勝をスタートするので、このレースウイークは予選というよりレースでのロングランを重視しながら行うことにしています。
新しいPUでの最初のサーキットでの走行になるので、いいパフォーマンスを引き出すために多くのセッティングの最適化が必要でしたが、FP2を終え振り返ってみると、課題をこなし上手くまとめられたように思えます。PUはすべてにおいてポジティブに見えますし、ホンダにはとても感謝しています!
FP1ではいくつかの空力とリアタイヤのテストを行い、サーキットとダイナモでの相関性を向上するためのデータを収集しました。このテストも問題なく行うことができ、結果にも手応えを感じています。ただ、コース上は埃っぽくなりはじめグリップ力も低かったために、FP1ではセッション終了までに完ぺきなマシンのバランスを引き出すことができませんでした。
FP1とFP2の間にトラックエンジニアとオペレーションエンジニアが協力して、マシンのバランスとグリップの問題を解決するために懸命にセットアップの変更を行ってくれました。一つの解決策として、FP1で問題を発見したブレンドンのマシンのフロアを交換することにしましたが、FP2の結果を見ると上手く作用してくれたようでした。
ペナルティーとこの大会用に選んだタイヤの種類により、FP2では2セットのハイパーソフトをショートラン用として使うことができました。マシンは予選用のセットアップはされていませんでしたが、それでも悪くないパフォーマンスが見られました。
ロングランを見据えた走行をタイヤの種類別に2台それぞれに分けて行い、ソフトタイヤでのブレンドンの走行には強い手応えを感じました。一方、ウルトラソフトはまだ改善するべき点が多いように思います。総合的には今日の走行ではいいポジションとして結果を出すことができたので、このレースウイークでの残りの走行での結果に期待したいと思います」。
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