F1オーナーのリバティ・メディアが、F1の予選形式の変更に動くかもしれない。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたところによれば、リバティ・メディアは現行の予選で行われているQ1、Q2、Q3に新たにQ4を加えた4セッション制とすることを検討しているようだ。
これはポールポジションや決勝スターティンググリッドを決定する予選をさらにエキサイティングなものにするためだという。
現在の予選フォーマットでは、Q1は18分間で争われて5台が、Q2は15分間で5台がそれぞれノックアウトされ、残った10台で12分間のQ3を戦うことになっている。
これにQ4を加える新フォーマットではそれぞれのセッション時間が短縮されるとともに、ノックアウトされるクルマも数も少なくなるようだ。
F1モータースポーツ責任者を務めるロス・ブラウンは、この案について次のように語った。
「予選をもっと予想がつきにくいものにしたいんだ。そうすれば速いクルマが本来つくはずのないポジションで終わる可能性も高くなるだろう」
「恐らく、それぞれのセグメント(セッション)でドライバーが走行可能な周回数を減らすことによって、チームたちは現在のようにすべてを最適化することが難しくなるはずだ」
かつてフェラーリのテクニカルディレクターとして、そして2014年まではメルセデスのチーム代表として活躍した63歳のブラウンは次のように付け加えている。
「だが、これに関しては非常に慎重に臨むつもりだ。現在のフォーマットは人気もあるし、うまくいっているからね」