2019年にザウバーでキミ・ライコネンのチームメートを務めるのはイタリア人ドライバーのアントニオ・ジョビナッツィかもしれない。
■今季残りのレースに生き残りをかけるエリクソン
来季フェラーリへ移籍することが決まったシャルル・ルクレールとともに今季ザウバーのドライバーを務めているのはスウェーデン出身ドライバーのマーカス・エリクソンだ。
2014年にケータハムでF1デビューを飾ったエリクソンは翌2015年にザウバーに移籍。すでに今季で4年目を迎えている。
戦績的にはあまりよい結果を残していないエリクソンだが、ザウバーの現オーナーと太いパイプがあることでも知られている。
そのエリクソンは来シーズンに向けて次のように語っている。
「僕がザウバーに残留したいと思っていることは誰もが知っていることだ。だけど、僕にとって今後のレースが非常に重要になることも分かっているよ」
■最有力候補はフェラーリ所属のジョビナッツィ?
だが、最近複数のメディアが報じたところによれば、来季はエリクソンに代わって現在リザーブドライバーを務めているジョビナッツィがザウバーのもうひとつのシートを確保することになりそうだという。
ルクレールに先を越されてしまったものの、ジョビナッツィもフェラーリの育成ドライバーであり、現在ザウバーにPUを供給しているフェラーリがジョビナッツィ起用を強く働きかけているのは間違いないだろう。
■ジョビナッツィは優秀だとヴィランデル
フィンランド人レーシングドライバーであり、テレビのF1解説者も務めているトニ・ヴィランデルは、エリクソンよりもジョビナッツィの方が能力は高いと考えている。
「ジョビナッツィは本当に優秀なドライバーだし、才能もすごくあるよ」
「エリクソンの持ち込む資金力がどれほどの力を持つのか、あるいはアルファロメオ(タイトルスポンサー)の方により大きな意思決定権があるのか、様子を見てみよう」
フィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』にそう語った38歳のヴィランデルは次のように付け加えた。
「もしジョビナッツィの才能がほかのことよりも高く評価されれば素晴らしいだろうね」