フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネがバルテリ・ボッタス(メルセデス)に直接謝っていたことが明らかとなった。
■ボッタスはハミルトンのための執事?
ホームレースであったF1イタリアGP予選でフロントロウを独占したフェラーリだったが、決勝ではセバスチャン・ベッテルが1周目にルイス・ハミルトン(メルセデス)と接触して大きく順位を下げ、ポールシッターのキミ・ライコネンも終盤にハミルトンに逆転されてしまうという結果に終わってしまった。
ベッテルはなんとか4位にまで順位をばん回したものの、ランキングトップのハミルトンとは30ポイントもの大きな差がついてしまっている。
イタリアGPの後で、どうしてライコネンはメルセデスでボッタスがやっているようにタイトル争いを繰り広げているドライバーをサポートしなかったのかと質問されたアリバベーネは次のように答えていた。
「我々のところにいるのはドライバーなんだ。執事ではなくてね」
■失言だったと反省するアリバベーネ
だが、アリバベーネはこの発言はまずかったとすぐに反省したようだ。
「戦いのさなかにそう言ってしまったが、すぐにこれが論争のネタになるだろうということに気付いたよ」
「その後、私はバルテリ・ボッタスとメッセージをやりとりしたよ。私は彼に誤りたかったし、どういう意味で私がそう言ったのか理解してもらいたかったからね。つい口に出してしまったが、私はボッタスにそういうレッテルを貼りたいと思っていたわけじゃないんだ」
イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』にそう語ったアリバベーネは次のように付け加えた。
「彼がよく分かったという返事をくれたので、私もありがたかったよ」