インディカーシリーズも残すところあと2戦。第16戦ポートランドで佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガンレーシング)が予選20番手からキャリア3勝目となる今シーズン初優勝を果たした。ホンダはシーズン10勝目を表彰台独占で飾った。
■佐藤琢磨
「今シーズンの私たちは非常に厳しく、難しいレースウイークエンドを2度ほど経験して来ていますが、今日のレースでは最後に出されたフルコースコーションが味方になってくれましたね。もっとも、その前に私たちが決勝に用意したマシンに競争力のあるスピードが備わっていたというのも事実でした。
予選は失敗に終わりましたが、そのおかげでレース用に新品のソフトタイヤ2セットを残すことができましたし、2度のピットストップでゴールまで走り切る作戦を選んだのが正解で、それが完全にはまってトップに立ち、最後はライアン・ハンターレイとのバトルを楽しんで、彼にアタックのチャンスをほぼ与えることなくゴールまで走り切ることができました。
このような勝利を、これだけたくさん集まってくれたファンの前で飾ることができるなんて、今日は自分の人生でも最高の1日になりました」