マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、今でもコックピット保護装置の“ハロ”のことは好きになれないと語った。
先週末に行われたF1ベルギーGP決勝ではスタート直後に複数のクルマがからむ多重クラッシュが発生。そしてフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)のマシンがシャルル・ルクレールのマシンの上を飛び越えるという驚きの光景が展開された。
幸いドライバーたちにけがはなかったものの、ルクレールのクルマのハロには大きな傷跡が残されており、もしもハロが装着されていなければアロンソのマシンのどこかがルクレールの頭部を直撃していた可能性も指摘されている。
こうしたことから、今季からハロを導入した判断は間違っていなかったと多くの関係者が考えているようだ。
だが、20歳のフェルスタッペンは、母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次のように語った。
「それでも、僕はそれ(ハロ)のファンではないよ」
もし今年のF1マシンにハロが装着されていなければ、今回のスパ・フランコルシャンでのアクシデントでルクレールが大けがをしていた可能性もあると考えられているが、フェルスタッペンは次のように続けている。
「それは絶対に分からない。判断は難しいよ」
「このクルマでは僕たちはかなり低い位置にいるから、彼(ルクレール)が直撃を受けたかどうかは疑問だね。僕はそうは思わないよ」
「だけどもちろん、誰もけがをしなくてよかったよ」
そう語ったフェルスタッペンは、自分がハロを好きになれない最大の理由は見た目が悪いことだと次のように付け加えた。
「あれはものすごくかっこ悪いよ。クルマにビーチサンダルをのっけてるみたいだ」