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【トロロッソ・ホンダ】ガスリーの後任はイタリアGPまでに確定か

2018年08月23日(木)5:14 am

レッドブルとトロロッソのドライバー決定に大きくかかわっているヘルムート・マルコ(レッドブル/モータースポーツアドバイザー)が、来季レッドブルに昇格するピエール・ガスリー(トロロッソ)の後任ドライバーを今月31日に開幕するF1第14戦イタリアGP(9月2日決勝)までに決めたいと語った。

レッドブル残留が濃厚だと考えられていたダニエル・リカルドが来季ルノーに移籍するという驚きの展開を迎えたが、レッドブルではその後任として現在ジュニアチームのトロロッソに在籍しているガスリーを昇格させることをすでに発表している。

■ガスリーは予選ではフェルスタッペンに引けを取らないはず

マルコはザルツブルクのテレビ局『Servus TV(セアヴスTV)』にガスリーのレッドブル昇格について次のように語った。

「彼にとってはまだ2年目のシーズンだから経験は不足している。だが、彼は予選での純粋なスピードにおいてはマックス(フェルスタッペン)とそれほどの差はないだろう」

「そして、我々としてはシーズン中盤には彼がリカルドの後任として十分な役目を果たしてくれると期待しているよ」

■マルコの頭痛の種はトロロッソか

レッドブルに関しては、2019年はフェルスタッペンとガスリーというラインアップで行くことが確定したが、ジュニアチームのトロロッソが来季どういうドライバー体制となるのかはまだ決定していない。

今季ホンダPUを搭載したトロロッソだが、ガスリーはともかく、チームメートのブレンドン・ハートレーの方はなかなか結果が出せずに苦しいシーズンを送っており、うわさではシーズン中途での放出もあり得るのではないかとさえ言われている。

しかし、以前は有望な若手ドライバーがひしめきあっていたレッドブルのジュニアプログラムだが、現在は持ち駒が不足しているのは事実であり、トロロッソのドライバー決定において中心的な役割を担うマルコとしても頭が痛いところだ。

■うわさにのぼるティクトゥムとノリス

そうした中、今季ヨーロッパF3に参戦している19歳のイギリス人ドライバー、ダン・ティクトゥムが有力な候補の1人だと考えられている。

「ガスリーの後任についてはモンツァ(イタリアGP)までには決めたいと思っている」とマルコは付け加えているが、ハートレーがどうなるのかについてはいまだ不透明のままだ。

うわさでは、トロロッソからテクニカルディレクターのジェームス・キーを引き抜いたマクラーレンが、キーの早期チーム合流と引き換えに有望なジュニアドライバーとして注目を集めるランド・ノリスをトロロッソに提供する可能性もあるのではないかと言われている。

しかしノリスは今季限りでF1を去るフェルナンド・アロンソに代わって今週末に行われるF1第13戦ベルギーGP(26日決勝)の金曜フリー走行1回目に出走することが決まっており、マクラーレンがストフェル・バンドーンの後任としてノリスを来季昇格させる可能性も高くなってきていると考えられている。

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