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【WRC】トヨタ、ターマックラリー初優勝!タナックが2連勝で今季3勝目/ラリー・ドイチェランド

2018年08月20日(月)12:18 pm

8月19日(日)、2018年FIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・ドイチェランドの競技最終日 デイ4がドイツ西南部のボスタルジーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック(ヤリスWRC 8号車)が、前戦ラリー・フィンランドに続き優勝を果たし、今シーズン3勝目を飾った。

また、エサペッカ・ラッピ(9号車)は総合3位に入り、今季2回目の表彰台フィニッシュを達成した。なお、総合3位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ(7号車)は、メカニカルトラブルによりリタイアとなった。

■デイ4

ラリー・ドイチェランドのデイ4は、モーゼル河近くのブドウ畑を中心とする「グラフシャフト」のステージを2回連続で走り、その後サービスパーク方面へと移動。トップ5タイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定された「ボーゼンベルク」の農道ステージを走行するという3本のSS計72.18kmでタイムを競った。

デイ3で総合2位の選手に対し、43.7秒差を築いたタナックは安定した走りで最初の2本のSSを走破。最後のパワーステージは全開で攻め、セカンドベストタイムを記録して優勝を決めると共に、ボーナスの4ポイントを獲得した。

■ターマックラリー初優勝

今回、タナックはSS2を除く全てのSSで首位の座を保ち続け、そしてヤリスWRCは初めてターマックラリーをリード。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは 2017年のWRC参戦以来初となる、ターマックラリー優勝を果たした。

デイ2で総合5位に順位を上げたラッピは、上位の選手が脱落した事もあってふたつポジションを上げ、総合3位でフィニッシュした。ただし、脱落した選手の中には、僅差の2位争いをしていたラトバラも含まれ、チームにとっては少し残念な結末となった。

ラトバラはオープニングのSS16でクルマに技術的な問題が発生。自分たちの力で修復を試みたが問題解決には至らず、リタイアを余儀なくされた。

なお、タナックとラッピによるダブル表彰台により大量のポイントを得たチームは、マニュファクチャラーズランキングにおいて、トップのチームと13ポイント差の2位に浮上した。

■ラリー・ドイチェランド デイ4の結果

1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 3h03m36.9s
2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +39.2s
3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m00.9s
4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +1m34.5s
5 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2m02.9s
6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m13.8s
7 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2m39.1s
8 マリヤン・グリーベル/アレクサンダー・ラーツ (シトロエン DS3 WRC) +10m41.2s
9 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +13m12.8s
10 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +13m16.6s
R ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC)

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