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【トロロッソ・ホンダ】19歳のF3ドライバーが来季のドライバー候補に浮上

2018年08月20日(月)18:51 pm

19歳のイギリス人ドライバー、ダン・ティクトゥムが2019年にトロロッソ・ホンダからF1デビューを飾る可能性が浮上してきている。

現在トロロッソ・ホンダではピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーの2人がドライバーを務めているが、ハートレーの方はなかなか結果が出せない苦しい状況が続いており、F1関係者の多くがハートレーは今季限りでシートを失うことになるだろうと考えている。

■ハンガロリンクテストでは走行が認められなかったティクトゥム

そんな中、レッドブルはF1ハンガリーGPの翌週に行われた公式テストに現在ヨーロッパF3に参戦しているティクトゥムを起用しようとしていた。これは来季ティクトゥムをF1デビューさせるために最新型F1マシンを経験させるという狙いがあったものと考えられている。

ところが、ティクトゥムは現時点ではまだテストと言えどもF1の公式セッションに出走するのに必要なライセンスポイントを有しておらず、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)がハンガロリンクでのテストにティクトゥムが参加することを認めなかったという経緯がある。

当時、レッドブルのドライバー育成責任者であるヘルムート・マルコは、「我々はいったいどうやって若いドライバーたちをF1に連れてくればいいと言うんだ?」と不満を口にしていた。

■F1昇格のうわさを否定しなかったティクトゥム

だが、現時点でヨーロッパF3のランキングトップに位置しているティクトゥムは、シーズン終了後にアブダビで行われる公式F1テストには参加できる可能性が高いと考えられている。そしてそのテストでレッドブル首脳陣を納得させることができれば、2019年にトロロッソ・ホンダのドライバーに抜てきされることも十分に考えられそうだ。

2019年にF1デビューする可能性について質問されたティクトゥムは、うわさを完全否定することなく次のように答えた。

「僕はF3にいるわけだから、それには答えることができないよ。申し訳ないけれど、答えたくても答えられないんだ」

「現時点では何も確定しているわけじゃないよ。もちろん、それは勝利の助けにはなるけれど、ここはF3だし、まだまだ先は長いよ」

■もうひとつのシートに座るのはノリス?

2019年にトロロッソ・ホンダ入りがうわさされているもうひとりのドライバーは、マクラーレンのジュニアドライバーである18歳のランド・ノリスだ。

トロロッソでは今季途中でのノリス獲得に向けてすでにマクラーレンに打診したものの、その時にはマクラーレン側から拒否されたとうわさされていた。

だが、最近ではマクラーレンがトロロッソから引き抜いたジェームス・キー(テクニカルディレクター)を一刻も早く現場に迎えたいことから、その交換条件としてトロロッソにノリスを提供する可能性が高いのではないかとうわさされている。

ノリスの関係者はこうしたうわさに関し、「2019年に関することにはまだコメントするつもりはない」と発言したと伝えられている。

ガスリーに関しては2019年にはトップチームのレッドブルに昇格する可能性が高いと考えられている。そうなった場合、来季のトロロッソ・ホンダは10代のルーキードライバー2人で戦うことになるかもしれない。

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