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【ザウバー】今のチームは正しい方向に進んでいる

2018年08月16日(木)5:18 am

ザウバーのチーム代表を務めるフレデリック・バスールが、2018年シーズンにチームが示した進歩には満足できていると語った。

■体質改善に成功したザウバー

数年前まで慢性的な財政問題を抱え、F1に生き残ることさえ難しいのではないかと考えられていたザウバーだが2016年にスイスのロングボウ・フィナンスSAにチームを売却。そしてその新オーナーは2017年シーズン中盤にチームの経営陣を刷新し、バスールをチームのCEO兼代表に据えていた。

新チーム代表に就任したバスールは、早速ホンダと結んでいた2018年のエンジン供給契約を白紙に戻すと、フェラーリとの関係強化に動いた。そして2018年には昨年のような1年落ちPU(パワーユニット)ではなく最新PUの供給契約を締結。さらに、当時フェラーリ会長の座にあったセルジオ・マルキオンネの支援によりアルファロメオをタイトルスポンサーに迎え、財政面でもより健全な体質へと変化させていた。

F1関係者の中には、こうした動きによりザウバーはもはやフェラーリの事実上のBチームだと言う者もいるが、フェラーリとの関係強化によりザウバーがそのパフォーマンスを大きく向上させたのは事実だ。

■大きく前進できたとバスール

「我々は正しい方向に向かっていると思う」

母国フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』にそう語ったバスールは次のように付け加えた。

「シーズン開幕当初と前半終了時点を比較すれば、我々は大きな前進を遂げることができている」

■今季最大の武器はフェラーリの最新PU

そのザウバーの前進を後押ししているのが、いまやメルセデスをしのぐとさえ言われているフェラーリPUなのは確かだろう。バスールもフェラーリの最新PUがなければライバルチームと戦うところまでは行くことができなかっただろうと示唆している。

「集団のトップに近づこうとするならば、それだけの進歩を達成するのは一層困難だという事実を私は知っているからね」

そう語ったバスールは、チームにとって必要なのは今後も高い目標を掲げてその達成を目指し続けることだと次のように付け加えた。

「なぜなら、チームやドライバーたちにプレッシャーをかけるのが一番いいやり方だし、それがカギなんだ」

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