ミック・シューマッハが、F1に行くことをあきらめてはいないと語った。
7度F1王者となった伝説的元F1ドライバー、ミハエル・シューマッハを父に持つミックは現在ヨーロッパF3選手権で2年目のシーズンを迎えており、スパ・フランコルシャンで行われた今季のラウンド5では見事に初優勝を飾っている。
その後、F1最高責任者を務めるチェイス・キャリーは、偉大なミハエル・シューマッハの息子がF1に昇格すれば「素晴らしいニュース」になるだろうと語ったことが報じられていた。
19歳となったミックは、スパでの勝利を振り返って次のように語った
「スパにはいい思い出しかないんだ」
「あそこは父にとってはリビングルームのようなものだったことは誰でも知っているし、僕もあそこでレースをするのが大好きだよ。父があそこでいい成績を収めたことを知っているからね」
父親のミハエル・シューマッハはスパ・フランコルシャンで行われたF1ベルギーGPでは単独トップとなる通算6勝をあげた記録を持っている。
そのスパでF3初優勝を遂げたとはいえ、現在ミックはトップとは53ポイント差のランキング8番手にとどまっており、タイトル争いに加わるのはかなり厳しい状況となっている。
「残念ながら、これまで僕にはあまりツキがなかったんだ。だけどこれから迎えるシーズン後半は違う形になることを期待しているよ」
母国ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』にそう語ったミックは次のように付け加えている。
「もちろん、F1に行くのが目標だったし、今でもそれは変わっていないよ。一歩ずつそれに向かっていくつもりさ」