2017年シーズンからF1最高責任者の座に就いたチェイス・キャリーは、これまでリバティ・メディアが取り組んできたことが着実に成果を生み始めていると考えている。
F1関係者やファンの中にはバーニー・エクレストンがF1最高責任者を務めていたころの方がよかったと考えている者もいる。だが、キャリーは間違いなくリバティ・メディアが新オーナーとなってからのF1の方が以前よりもよくなったと主張している。
「まだ祝うには早過ぎるだろう。だが、ドイツで何人かが私のところへ来て2年前よりもずっと面白かったと言ったことは興味深いね」
今季の第11戦ドイツGPを引き合いに出しながらイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』にそう語ったキャリーは次のように付け加えた。
「我々はサーキット内外でのショーをうまく改善しつつある。素晴らしいレースもあったし、トップ争いは非常にエキサイティングだ」
キャリーはさらに、リバティ・メディアはF1をもっとドライバーを中心としたエンターテインメント性豊かなものにしていくつもりだと主張している。
「F1には、まさに映画で描かれるような、人々の想像力を刺激するヒーローがいることが重要なんだ」。
そう語ったキャリーは次のように付け加えた。
「我々には強力なブランドがあるし、素晴らしいチームがいる。だが、究極的には、このスポーツで主役を演じるのはドライバーたちだよ」