経営破たんに陥っていたフォース・インディアが買収された。
買収したのはランス・ストロール(ウィリアムズ)の父である億万長者ローレンス・ストロール率いるコンソーシアムだ。
カナダの複数のメディアは、コンソーシアムがフォース・インディアの管財人と明確な契約を結んだと報じている。
『La Presse Canadienne(プレス・カナディアン)』は、フォース・インディアは次のように述べたと報じている。
「債権者保護から抜け出し、債権者に支払い、チームに所属する405人の従業員の将来を確保する」
「チームは、月末のベルギーGPからスタートし、引き続き活動を続ける」
カナダの電力公社『パワー・コーポレーション(Power Corporation)』のCEOであるアンドレ・デスマレーは、この取引に深く関わっているようだ。
■チームの将来が確保された
フォース・インディアのスポーティング・ディレクター、オットマー・サフナウアーは、次のように述べた。
「このニュースはF1におけるフォース・インディアの将来を確保し、そして我々のチームが潜在能力をフルに引き出すことを可能にするだろう」
「ビジェイ、サハラ・グループ、モール・ファミリーに、全力を尽くしてチームを率いてくれたことに感謝したい」と付け加えた。
■レアなケースだ
管財人のジェフ・ローリーは、この規模の倒産からの救済は「まれ」であると述べた。
「深刻な過程の結果、私たちは最終的に会社を救い、支払能力を回復するという非常に強力な提案を受けました」
「債権者全員に支払われ、全員の雇用は維持され、チームは将来に向け多大な資金を投資することになる」。