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【フェラーリ】突然のトップ交代 フィアット会長のエルカーンが新会長に就任

2018年07月22日(日)12:46 pm

フェラーリがセルジオ・マルキオンネに代わってジョン・エルカーンが新会長に就任すると発表した。

フェラーリが21日(土)に出した短い声明によれば、フィアット・クライスラー社のCEOであり、フェラーリ会長も兼務していたセルジオ・マルキオンネが健康上の理由によりそれらの職務から退き、フィアット・クライスラー社の会長を務めるジョン・エルカーンがフェラーリ会長に就任することになったという。

現在42歳のエルカーンはフィアット創業者として知られるジョバンニ・アニェッリの孫娘の息子であり、若くしてアニェッリ家メンバーとしてフィアット社の経営に携わり、2004年にはフィアットの副会長に就任。そして2010年から会長を務めている人物だ。

66歳のマルキオンネは2014年10月に当時会長職にあったルカ・ディ・モンテゼモーロの後任としてフェラーリ会長に就任。その後フェラーリをまた常勝チームへとするために尽力したほか、フィアット・クライスラー傘下にあるアルファロメオをザウバーのタイトルスポンサーに据えるなど、積極的にF1ビジネスに取り組んでいた。

伝えられるところによれば、マルキオンネは6月下旬に肩の手術を受けたとされているが、その後はおおやけの場に姿を見せることがなくなっていた。

フェラーリは今回の声明の中で、マルキオンネが今後「職務に復帰することができない」ことが明らかとなったとし、マルキオンネや家族に対する同情の念を示している。

なおフェラーリでは、新CEOに前フィリップモリス社会長のルイス・カミレリが就任することも併せて発表している。

現在F1ではタバコの広告は禁止されているが、フィリップモリスのマールボロブランドが引き続きフェラーリのスポンサーを務めていることはよく知られている。

現在フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネもかつてマールボロの責任者を務めていた人物だ。

今回のフェラーリトップ交代により、F1チーム運営にどういう影響が生じるのか、今後の進展に注目があつまりそうだ。

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