レッドブルのマックス・フェルスタッペンと、トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストが、来季からホンダへ移行することにしたレッドブルの判断を支持した。
■レッドブルのホンダ移行決定に疑問の声も
レッドブルでは2019年から現在のルノーに替えてホンダPU(パワーユニット)を搭載することが決まっている。だが、今年からホンダPUを使用しているジュニアチームのトロロッソは現在コンストラクターズランキング8番手と苦戦を強いられている。
今年のF1エンジンルールによって年間3基までの投入が認められているPU主要コンポーネントに限って言えば、トロロッソの2人のドライバーたちはすでに4基以上を投入しており、パフォーマンスと信頼性の両面においてホンダはまだライバルメーカーたちに追いついていないという見方もある。
そうした中、レッドブルが来季ホンダに移行するという決断をしたのは間違いだったのではないかと疑問を呈する者たちもいる。
■ホンダPUに問題はないとトスト
だが、トストはそうした意見に対して母国オーストリアのテレビ局『ORF』に次のように語った。
「ホンダに問題を抱えたことなど一度もないね」
「私はマクラーレンがどんな経験したのかは知らない。だが、エンジンは聞いていたような悪いものではないよ」
「エンジンは十分にいいし、我々も彼らと共にその改善に努めている」
■ホンダはもはやルノーと同等以上だとフェルスタッペン
また、来季からホンダPUで走ることになるレッドブルのマックス・フェルスタッペンもホンダPUに不安はないと次のように語った。
「まだ半年あるし、ホンダはその間懸命に取り組むだろう」
「来年になってからじゃなく、今問題が発生する方がいいんだ。だけど、僕は彼らが大きなパフォーマンス改善を果たしたと思うよ。もはや彼らはルノーより遅くなんてないよ」
現在はルノーから顧客としてPUを購入しているレッドブルだが、2019年から2020年までの2年間はトロロッソとともにホンダからワークスPUの供給を受けることになる。フェルスタッペンはそれによって大いに有利になるはずだと次のように続けた。
「通常、その方がいいのは確かだよ」
「すべてのレースで最新版を得ることができるからね」
そう語ったフェルスタッペンは次のように付け加えた。
「ルノーではすべてがまずファクトリーチームに与えられるから、僕たちがそれを得られるのはそれから1レースか2レースしてからなんだ。それが残念だよ。でも、理解はできるけれどね」