ホンダF1プロジェクトをリードするF1テクニカルディレクターの田辺豊治が、シルバーストン・サーキットで行われる2018年F1第10戦イギリスGP(8日決勝)に向けて次のようにコメントした。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「今回は3連戦最後となる英国でのレースです。ホンダはF1参戦時、第2期にラングレー、第3期にブラックネル、現在はミルトン・キーンズと、英国に最前線基地とも呼べる拠点を置いてきました。したがって、英国GPは日本GPと同じく我々のホームレースと言えます」
「現在、そのレースチームの拠点となるミルトン・キーンズでは、PUのメンテナンスやエンジンベンチでのテストに加え、バッテリーパックの開発も行っています。今回のレースにはそれらの開発にかかわる同僚やその家族、友人などが応援に来てくれる予定です。そして、同じく英国にあるホンダの欧州本社や研究所、スウィンドン工場からも多くの仲間が来てくれます」
「今回のレースの地となるシルバーストン・サーキットはスロットル全開率が65%近く、PUのパワーが重要となる高速サーキットですし、ストレートでの戦闘力を得るためのエネルギーマネジメントなども併せて重要となります」
「ここ2戦は難しい戦いが続きましたが、3連戦の最後となるシルバーストンではホームの観衆にいいレースを見てもらえるように、万全の準備をして臨みたいと思います」