NEXT...F1開催スケジュール

【トロロッソ・ホンダ】終盤、3台にパスされトップ10逃す/F1第9戦オーストリアGP決勝レースレポート

2018年07月02日(月)5:52 am

F1第9戦オーストリアGPは、現地時間午後3時10分から決勝レースが行われた。気温22℃、路面温度48℃、日差しも強くこの週末一番の好天だが、路面温度の上昇でタイヤには厳しいコンディションとなった。

●【画像:決勝レース結果】2018年F1第9戦オーストリアGPのタイム差、周回数、ピット回数

レッドブル・トロロッソ・ホンダは、予選12番手のピエール・ガスリーが6列目からのスタート。ブレンドン・ハートレーは、予選終了後PU交換を行い、グリッド降格ペナルティーを科されたものの、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ルノー)がピットスタートのペナルティーを科せられため、予選順位通りの10列目19番手からのスタートとなった。なお、PU交換はトラブルによるものではなく、予選結果と今後のPU使用予定を踏まえた戦略的なものだった。2台ともに、スーパーソフトタイヤを選択し、レースはスタートした。

■決勝レース

1周目にガスリーは他車と接触し、ポジションを14番手に落とす。ハートレーは1周目を18番手で終えた。10周を過ぎ、トラブルでストップする上位車が出て、ガスリーは12番手、ハートレーは16番手となる。16周目、ストップしたマシンの回収のためにバーチャルセーフティカー(VSC)が導入され、このタイミングで多くのマシンがタイヤ交換を行った。ガスリーもピットインし、ソフトタイヤに交換、ハートレーはピットインせず、13番手にポジションを上げた。

15番手でコースに戻ったガスリーは、その後上位車のピットインやオーバーテイクなどで25周目には13番手となる。27周目に、12番手のハートレーとポジションを入れ替え、ガスリー12番手、ハートレー13番手でレースは後半戦に入った。

後半になると、タイヤの摩耗により2回目のピットインを行うマシンやストップするマシンが出始め、レッドブル・トロロッソ・ホンダの2台は徐々にポジションを上げていく。46周目にはガスリーが10番手の入賞圏内に入り、54周目には9番手に浮上した。その時点でまだタイヤ交換を行わずに10番手を走行していたハートレーだったが、54周目に車体のトラブルによりでスローダウンしストップ、その場でリタイアとなってしまった。

9番手を走行していたガスリーは、スタート直後の他車との接触の影響もあり、レース終盤、タイヤの状態が厳しくペースが上げらない。残り10周を切って後続の追い上げが激しく迫り、上位車のストップで8番手まで上げたポジションを守りきることはできなかった。64周目、65周目に3台にパスされ11番手に後退し、レースをフィニッシュした。

●【トロロッソ・ホンダ】ガスリー「1周目のダメージの影響でクルマはずっとスライドしていた。8位だったのに残念」
●【トロロッソ・ホンダ】ハートレー「すごくバランスが良かったのに・・・完走できていたら入賞だったね!」
●【ホンダF1】田辺TD「ハートレーはトラブル、ガスリーはタイヤの限界で入賞逃す」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック