今季トロロッソにPU(パワーユニット)を供給しているホンダだが、その視線は当然ながらすでにレッドブルへのPU供給を開始する2019年シーズンにも向けられている。
ホンダでは現在トロロッソに供給する今季型PUの“スペック3”開発に取り組んでいるが、すでに2019年仕様PUの開発にも着手している。
「今年の仕様はほぼすべて確定しています。ですから今年の後半は来季に向けた開発に集中することになるでしょう」
イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』にそう語ったホンダの山本雅司モータースポーツ部長は次のように続けている。
「ほかの改良はすべて来シーズンのエンジンに投入されることになります」
「マクラーレンとの最初の3年間は非常に重要なものでした。我々がF1で最後に戦って以来ずっと失われていたものを学ぶための3年間だったのです」
「我々はこの3年間に非常に感謝しています。そしてトロロッソと組むに当たり、我々は最初から素晴らしいコラボレーションになるだろうと理解していました。次のステップへ進むための準備は整っていたのです」
そう語った山本は次のように付け加えている。
「我々が望んでいるのはレースで勝利することですし、それを実現するためにはレッドブルと組むのが正解だと判断したのです」