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カルロス・サインツ「ルノーにとどまることができれば光栄」

2018年06月28日(木)16:44 pm

カルロス・サインツが2019年もルノーにとどまることを望んでいると語った。

レッドブルのドライバー育成プログラムメンバーであったサインツは2015年にジュニアチームのトロロッソでF1デビューを飾り、今年4年目のF1シーズンを迎えている。

■2019年にはレッドブル・ホンダで走る可能性も

サインツは昨年のF1第17戦アメリカGP以降はルノーのドライバーを務めているが、契約上はあくまでもレッドブル支配下にあり、ルノーへはいわゆる“レンタル移籍”されている状況だ。

そして、もし今季でレッドブルとの契約が切れるダニエル・リカルドがそのまま離脱することになれば、レッドブルはサインツを呼び戻して2019年からはレッドブル・ホンダのドライバーに据えることになると考えられている。

だが、現在ニコ・ヒュルケンベルグとサインツのラインアップで戦っているルノーは、このままサインツをキープしておきたいと考えているようだ。

■ヒュルケンベルグとサインツは最高のコンビだとルノー

今年ルノーの特別アドバイザーに就任した元F1ドライバーのアラン・プロストは現在のドライバーラインアップを来季も継続したいと考えていることを示唆し、次のように語った。

「チーム内のドライバーたちの姿勢やエンジニアとの働き方が大きく違うことがままあるものだ。だが、私が見たところ、うちの2人はお互いにとてもうまく補い合っているよ」

「重要なことは彼らが同じ方向を目指しており、最高のチームとするべく頑張っていることだよ」

ルノーF1プロジェクトを率いるマネジングディレクターのシリル・アビテブールも次のように語っている。

「我々の2人のドライバーたちから忠誠心が感じられることが非常に重要なんだ。我々のチームはまだ建設中だからね」

「我々はまだ最高のレベルには達していない。だから自分本位の者たちを抱える余裕などないんだ」

■ルノーには大きな可能性があるとサインツ

そして、サインツ本人も来季もルノーで続けたいとの意思表示を行っている。

「僕は今いるところに満足しているよ。このチームには大きな可能性があると思っているし、何が起きようと、僕はルノーで自分たちがやっていることにすごく誇りを抱いている」

母国スペインの『El Pais(パイス)』紙にそう語った23歳のサインツは次のように続けた。

「僕としては、ルノーにとどまることができれば光栄に思うよ」

「僕には野心もあるし、すごく負けず嫌いなんだ。僕は勝つことが好きだからね」

「だけど、今のF1では3つのチームはほかよりも1.5秒前にいる状態だ。そしてその3強以外の中でトップに立つのは僕たちだよ」

そう語ったサインツは次のように付け加えている。

「一夜にして勝てるようにはならないということは分かっているし、もっと成長するためにやるべきことがたくさん残されている。だけど来年、あるいは2年後にはそうなることを期待しているよ。僕は焦る必要はないと思っている」

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