世界最高峰ラリーシリーズとして知られるWRCでトヨタチームを率いているトミ・マキネンが、キミ・ライコネンが今年限りでF1を引退し2019年から再びラリーに挑戦するのではないかとの憶測に対し、否定的なコメントを行った。
■モナコでWRC転向説がささやかれたライコネン
ライコネンと同じフィンランド出身のマキネンは、ライコネンのゲストとして先週末にF1モナコGPが行われたモンテカルロを訪れていた。
マキネンの元でチーム副代表を務めるミア・ミエッティネンも同行しており、取材を受けた際に「キミがトヨタのドライバーとなる可能性はあるよ。だが、まずは彼がフェラーリでのキャリアを継続するかどうかを決める必要がある」とコメントしたことが報じられたことでライコネンのF1引退とWRC転向のうわさがモナコ中を駆け巡ることになっていた。
■そういう話はしていないとマキネン
だが、ライコネン本人は2019年に関しては「まだ何も契約はしていない」と主張。
そしてマキネンもライコネンは今後もF1にとどまることになるだろうと『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』に次のように語った。
「そのことに関して私はキミと話してはいないんだ」
「彼はフェラーリで続けることができそうだとうわさされている。彼は今年すごくよくやっているし、運さえよければもっといい成績さえ残せていたはずだよ」
■ライコネンにはフェラーリで続けて欲しい
1996年から1999年にかけて4年連続でWRCチャンピオンとなった実績を持つマキネンは、来季もライコネンがフェラーリで走るところを見たいと次のように付け加えている。
「私は、キミが今いるところで続けるのを見たいと思っているよ」