ニューヨークでF1レースが開催されるとしても、それはまだ先の話になるようだ。
現在はテキサス州オースティンのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)でF1アメリカGPが開催されているが、来年にはこれに加えてアメリカでの第二のF1レースがマイアミの市街地コースで開催されることになるのがほぼ確定的だと考えられている。
だが、2017年にF1の新オーナーとなったアメリカのリバティ・メディアは、ほかにもニューヨークでのF1開催を目標として掲げている。
F1ビジネス記者として知られるクリスチャン・シルトは、ニューヨークでのF1開催実現に向けてリバティ・メディアはすでに今年初旬にニューヨークでオフィス賃借契約を結んだと『Forbes(フォーブス)』に書いている。
だが、アメリカを象徴する大都市ニューヨークでのF1開催実現にはまだ時間がかかりそうだ。
F1コマーシャルオペレーション担当マネジングディレクターのショーン・ブラッチーズは『KindredCast(キンドレッドキャスト)』のポストキャストで次のように語っている。
「我々が行く前に、あの都市(ニューヨーク)におけるリーダーシップが少しばかり変わることが必要かもしれない」
だが、リバティ・メディアはほかにもラスベガスなどの大都市圏でのF1開催を視野に入れていることが知られている。ブラッチーズは今後もアメリカでのF1市場開拓を目指していくつもりだと次のように語っている。
「そこには潜在的なファン層があり、それを開拓する必要があるんだ」