バクー市街地サーキットのエグゼクティブディレクターを務めるアリフ・ラヒモフが、2019年のF1カレンダーからアゼルバイジャンGPが消えるのではないかとのうわさを否定した。
バーニー・エクレストンがF1最高責任者を務めていた2016年にF1ヨーロッパGPという名称で初開催されたバクーでのF1レースだが、昨年からはアゼルバイジャンGPと名前を変え、今年は4月に第4戦として開催されている。
だが、昨年F1新オーナーとなったアメリカのリバティ・メディアが一時アゼルバイジャンGPに対して批判的なコメントを行ったこともあり、アゼルバイジャンGPがこのまま存続し続けるのかどうか疑問に思っている者もいるようだ。
しかも、リバティ・メディアは早ければ来年にもアメリカで2つめのグランプリとなるマイアミでのレース開催を目指しており、無理なくマイアミを現在のカレンダーに加えるためにアゼルバイジャンを落とすのではないかとのうわさもささやかれている。
だが、ラヒモフは来年以降もバクーは必ずF1を開催すると次のように主張した。
「我々は2020年まで契約を結んでいるんだ。キャンセルされるとすれば双方が合意した場合に限られるし、我々はそんなことをするつもりはない」
「それに、リバティがもはや我々のグランプリを続けることを望んでいないという兆候などないよ」
そう語ったラヒモフは、来月(6月)に2019年シーズンに向けた最初の暫定カレンダーが発表されればこうしたうわさも消えるはずだと次のように付け加えた。
「我々(アゼルバイジャンGP)もそこに載っているだろうし、そうすればうわさもやむだろう」