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ブルーフラッグ廃止を視野に入れるF1

2018年05月22日(火)18:05 pm

F1がブルーフラッグ(青旗)の廃止を検討しているようだ。

現在のF1レースでしばしば見られるブルーフラッグは1995年に導入されたものだ。これはリードラップを走行している速いクルマが後ろに近づいた場合に振られるもので、ブルーフラッグを振られたドライバーはそのクルマのために道を譲ることが必要となる。

だが、このブルーフラッグについてはドライバーやファンの間に否定的な意見があるのも事実だ。

遅いクルマをラップダウンするために追い抜くのもドライバーにとっての基本技術だという意見もあるし、実際にそこで順位争いをしていたクルマがリードラップのクルマを前に出すために自分たちのバトルのチャンスが失われることもある。

特に、現在のF1のようにチームのパフォーマンス差が大きい場合、ライバルがバックマーカー処理をすることに苦労しているときに新たなバトルが展開される可能性もあり、その方がよりエキサイティングなレースになるはずだという見方もある。

「多くの人々がそれ(ブルーフラッグ)を好まないことは知っている。だから、我々はそれを廃止すべきかどうか議論しているところだ」

ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』にそう語ったFIA(国際自動車連盟)のチャーリー・ホワイティング(F1競技委員長)は次のように付け加えた。

「だがそれを決断するためには十分な考慮を行わなくてはならない。単なる予想でしかないが、私が思うに(廃止の)可能性は50%以下だろうね」

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