ヨーロッパラウンド初戦となったMotoGP第4戦スペインGP決勝は、予選5番手から好スタートを切ってトップグループに加わり、8周目にトップに浮上したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、前戦アメリカズGPからの連勝を達成、総合でも首位に浮上した。
マルケスは、スペインGPでは14年大会以来、4年ぶり2回目の優勝。最高峰クラスにスイッチした13年から6年連続で表彰台に立ち、地元ファンの期待に応えた。Hondaは、今回の結果を入れてヘレスでは通算22勝目。Repsol Honda Teamとしては、ホームであるスペインGPで、06年から13年連続で表彰台を獲得した。
■マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
「地元ファンの前で優勝することができて、本当に幸せです。ヘレスは優勝するのがとても難しいサーキットなので、今日の結果にはとても満足しています。
今大会はスタート前に優勝争いができると確信していました。転倒も多く、厳しい週末でした。予選では最速ライダーにもなれませんでしたが、決勝に向けていい仕事ができたと思います。そして、ベストを尽くせました。
今日の優勝のカギはリアタイヤの選択にあります。ウォームアップのあと、今日はミディアムで行こうと決めたのですが、正しい判断でした。
今日はトップに出てレースの主導権を握り、いいタイミングでプッシュすることができました。トラック上に大きな泥があり、それに気づいたときにはすでに遅かったのでアクセルを戻すしかなく、大きくスライドしました。
今日はマルケススタイルのレースができました。アンヘル・ニエト・サーキットになり、初めてのウイナーになれたこともうれしいです。そしてチャンピオンシップでも首位に立つことができてうれしいです。明日はここでテストをします。これからも長いシーズンになるのでしっかりテストしたいと思います」。